プレスリリース おくすり手帳

【プレスリリース】がん研有明病院 薬剤部にharmoシステムを研究的導入 ~シームレスな薬剤情報連携を通じ病院DXを推進~

シミックホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:大石 圭子)のグループ会社であるharmo株式会社(本社:東京都港区、代表取締役Co-CEO:山東 崇紀、内上 昌裕、以下「harmo」)が開発した「harmoシステム」が、公益財団法人がん研究会有明病院(所在地:東京都江東区、以下、がん研有明病院) 薬剤部(薬剤部長:山口 正和 氏、副薬剤部長:清水 久範 氏、臨床薬剤管理室室長:瀧口 友美 氏)に、導入されました。
がん研有明病院 薬剤部では特に周術期の薬剤確認における業務の効率化および精度向上を図るとともに、電子版お薬手帳の患者薬剤情報を活用した医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の実践および病院DXの推進を目指します。


がん領域における薬薬連携の課題


電子版お薬手帳に記録される薬剤情報を含む患者さんのPHR(Personal Health Record)は、がん治療におけるQOL(Quality of Life)や医療安全の向上に深く関与します。特に入院時の持参薬確認等の薬剤情報連携は非常に重要である一方、病院内での薬剤情報の受け渡しが複雑であり、簡便に情報を共有する仕組みが十分に整っていない現状があります。また、多くの病院ではセキュリティ上の課題から、電子版お薬手帳の薬剤情報を電子カルテと直接連携することが難しく、手入力による持参薬確認作業が依然として多く発生しています。こうした背景から、国が推進する医療DXの流れの中においても、薬剤部門における持参薬確認のデジタル化・病院DXの実装は依然として大きな課題が残されていました。
今回このような課題に取り組むため、がん研有明病院 薬剤部ではharmoシステムの導入が決定しました。


harmoシステムへの期待


がん研有明病院 薬剤部の3名に、今回の導入の背景やharmoシステムに対する期待をお伺いしました。
※なお、コメントは薬剤部としての公式見解ではなく、各先生方の個人的な見解に基づくものです。


・がん研有明病院 薬剤部長 山口 正和 氏


今回のharmo導入の先に目指したいものは、東京都がん診療連携協議会(研修部会薬剤師小委員会)、東京都薬剤師会、東京都病院薬剤師会の三団体で立ち上げた東京都がん薬物療法協議会が提唱する「東京モデル」の醸成です。「東京モデル」では、患者さんが保有するPHR情報等を簡便に電子カルテへ連携し、病院薬剤師の業務効率化を進めるとともに、薬局薬剤師ががん患者さんをフォローアップしやすい環境を実現するための仕組みづくりを進めています。その第一歩として、PHRである電子版お薬手帳の薬剤情報を病院としても連携できる基盤づくりから始めることが重要だと考えています。第一歩目ではありますが、電子版お薬手帳の情報を病院で閲覧し、電子カルテに転記が出来ることだけでも業務効率化を図れるのではないかと期待をしています。


・がん研有明病院 副薬剤部長 清水 久範 氏


東京都がん薬物療法協議会・三団体合同薬薬連携推進研修会にて、情報連携の発展的展開には『時間の捻出』と『セキュアな環境下における患者個人情報の取り扱い』が課題となっております。患者さんの情報を正確に医療機関内に還元するには対人業務の充実が必須だからです 。
harmoシステムのダイレクト・オフライン転送の仕様は、業務効率の向上と安全管理に寄与し、時間短縮を有効利用できる可能性があります。段階的な検証を重ね、情報連携プラットフォーム構想と連動した合理的な取組を目指し、モデル化に向けて活用していきたいと考えます。


・がん研有明病院 臨床薬剤管理室室長 瀧口 友美 氏


harmoシステムのダイレクト・オフライン転送を活用することで、これまで困難だった電子版お薬手帳の情報を電子カルテへスムーズかつ正確に取り込めるようになります。これにより、服薬状況の把握が容易になり、安全性向上と業務効率化を同時に実現できます。入退院支援室での導入からスタートしましたが、今後は病棟でも使用できる環境を整え、院内全体での活用を進めていきたいと考えています。こうした取り組みは、患者さんの薬剤情報をより正確に共有でき、より安全で質の高いがん治療につながると期待しています。


harmoシステムのダイレクト・オフライン転送について


harmoシステムはどの電子版お薬手帳でも病院内のシステム(電子カルテや持参薬鑑別システム等)に手入力を必要とせず薬剤情報を転送できるダイレクト・オフライン転送を有しています。
ダイレクト・オフライン転送に関する詳細はこちらよりご覧いただけます。 





ダイレクト・オフライン転送による連携イメージ



■harmo株式会社について


harmoシステムは、医療業界のDXを支援することで、現場業務に本来あるべき調和を実現するソリューションを提供しています。多職種の医療従事者の円滑な連携を支え、患者さんが安心して医療を受けられる環境づくりを通じて、よりよい医療体験の創出を目指しています。詳しくはウェブサイトをご覧ください。
https://service.harmo.biz/





■シミックグループについて


シミック(CMIC)は、1992年に日本で初めてCRO(医薬品開発支援)事業を開始し、今では開発から製造、営業・マーケティングまでの医薬品に関する総合的な支援業務を提供しています。製薬・バイオテクノロジー・医療機器等の海外企業の日本市場参入や、アジアでの臨床試験実施、米国と日本における医薬品開発および製造のサポートなども展開しています。また、シミックは個人や自治体を支援する新しいヘルスケアソリューションを提供しており、製薬企業のバリューチェーンを全面的に支援する豊富な経験と実績を基盤として、“個々人の健康価値を最大化”する事業モデルPHVC(”Personal Health Value Creator”)の展開を目指しています。シミックグループは、世界中に7,500人を超える従業員とグループ会社28社を擁しています。詳しくはウェブサイトをご覧ください。https://www.cmicgroup.com





■プロダクトに関するお問い合わせ先
harmo株式会社 企画営業部
E-mail:sales-harmo@cmic.co.jp